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投資で1000万円失った話

投資で1000万円失いました。

リフレ店を始める前の話です。

何をしたかというと、投資の初心者がやりそうなことを全部やりました(笑)

リフレとは全然関係のない話ですが、これから投資を始める人にとってきっと良い反面教師になると思うのでぜひ読んでみてください。

最初に買ったサンリオで10年含み損を食らう

株を始めたのは10年以上前。

初心者用の株の本を読んだところ、

「自分の知っている商品のある会社を買え」

と書かれていたので、ぐでたまが好きという理由からサンリオを購入しました。

するとそこから株価はみるみる下がり始め、その後約10年ほど損を抱える結果に(ちなみにサンリオは社長が交代した最近になって株価が急上昇し、今は買値の倍になっています。10年持ち続けたこれぞサンリオ愛…!)

その後、株主優待目的で吉野家を買ったりすかいらーくを買ったり、しばらく大人しく過ごしていました。

そーせいというすごい株がある!200万円が400万円に

その後、Twitterに株クラという集まりがあることを知ります。

そこで当時話題になっていた株が「そーせい(現ネクセラファーマ)」という創薬ベンチャー企業でした。

この会社の何がすごいのかは分かりませんでしたが、当時株価がぐんぐん上がっていて、有名投資家の五味大輔という人が大量保有したというニュースもあり、

「これは買うしかない!」

と何も分からない状態で200万円ほど購入。

するとそーせいはそのまま上昇気流に乗り、200万円は瞬く間に倍の400万円になりました。

その頃、仕事仲間の飲み会があり、

「株を始めたばかりだけど200万円儲かってる」

と調子に乗って話し、羨望のまなざしを受けたことを覚えています(笑)

そーせい大暴落で100万円以上の損失!仮想通貨へ手を出す

「そーせいすごい!」とそーせいの株主総会へ参加し、企業ロゴの入ったマグカップ(今も自宅で愛用してます)をもらったりしていたら、その後株価がナイアガラの滝のように下降し始めます。

株価が上がった理由も分からなければ、当然下がった理由も分かりません。

どうしたらいいか分からずオロオロし、結局売ることができたのは半値になったタイミングでした。

「もう株は嫌だ、やりたくない」と思った頃に舞い込んできたのが、そう、当時世を賑わした仮想通貨です。

当時、同業者の飲み会へ行くと、本業の話なんかそっちのけで皆もう延々と仮想通貨の話(ETHはビットコインを抜くとか、取引所はBinanceがいいとか、草コインはBNBを買うべきとか)ばかりしていました。

周囲に合わせて恐る恐るビットコインを購入したところ、これまた上昇気流に乗ってすぐに数十万円の利益が得られました。

Liskはハイリスク!1000万円つぎ込んだ結果・・・

しかし当時、ビットコイン以上の上昇率のコインがいくらでもあり、

「ビットコインだけを買っているのはもったいない」

と思い、草コインを含めた複数の仮想通貨を購入し始めます(全然こりないw)。

中でも1番買ったのが、当時話題になっていたLiskという仮想通貨でした。

すでにチャートは十分上向いていましたが、価格は今の値段から10倍になると言われていて(ネットや飲み会で)、最初は少額で済ませていたのが買い増しに買い増しを続け、購入した金額はついに1000万円を超えました。

そしてこの1000万円で買った仮想通貨の価値が2000万円を超えた頃、ついに恐怖の暴落がやってきます。

ビットコインを含めたすべての通貨の価格が下がり続け、仮想通貨界隈はお通夜状態に。

知人・友人の中には、仮想通貨の損失が原因で離婚する人、音信不通になる人も現れました。

「Liskなんてリスクしか感じさせないような名前の通貨をなんで自分は買ったんだ」

と頭を抱え、その後しばらく現実逃避をして過ごしました(笑)

あれだけ毎日見続けていた仮想通貨のチャートも一切見なくなりました。

友人から仮想通貨は全部売ったという声を聞く中、自分はいつかまた上がるんじゃないかと売るに売れずさらに損失を膨らませる結果に。

その後税理士に言われて売れるものは売り払った結果、損失額は700万円ほどに落ち着きました。

アメリカ株で勝負!インフルエンサーが言うんだから間違いない

「もう投資はこりごり」と思っていた頃、ウォーレン・バフェットの存在を知ります。

彼はアメリカで著名なバリュー投資家で、価値ある会社を長期保有することで利益を出していました。

当時、日本企業に高配当を出す企業が少ない中、アメリカには株主還元に積極的な企業が多く、保有しているだけで儲かるというのです。

これを知って、アメリカ株ならいける!とコカコーラやジョンソン&ジョンソンなどの株を少額ずつ買っていきます。

アメリカ株を購入した1番の理由は、

「アメリカ株ってなんか格好良さそう」

という単純なものでした(笑)

しかしアメリカ株を買ってもちっとも儲かりません(バリュー投資なのですぐ儲からないのは当たり前ですが)

そんなとき、Twitter上にアメリカ株に詳しく毎日情報を発信しているインフルエンサーを発見します。

彼女が取り上げたアメリカ株は彼女の言う通りに上下し、

「アメリカ株を買うなら彼女を参考にすれば間違いない!」

と私はすぐに思い込みました。

彼女が「これから上がる」「購入している」と当時言っていた企業が「クラウドストライク」と「ユニティ」でした。

クラウドストライクはクラウド系のセキュリティ会社、ユニティはゲーム開発者向けのサービスを提供している会社で、どちらも今後伸びると彼女は熱く語っていました。

買い増しを続け、この2つを300万円分購入。

ただこの頃、少しずつ株に飽きてきたこと、本業が忙しくなってきたこと、チャートを確認していたYahoo!ファイナンスのアプリがなぜか開けなくなったことなどが重なり、投資から少し離れるようになっていきました。

そしてその1年後。

久しぶりに株価を見て驚きました。

どちらも株価がとんでもなく落ち込んでおり、購入時の3分の1の金額、200万円の含み損になっていたのです。

クラウドストライクは21世紀を代表する破壊的企業としてニュースで紹介されていましたが、まずは私の財布から破壊していきました。

ちなみに補足すると、このインフルエンサーの投資方針は短期売買で、長期で保有しようと思っていた私が参考にすべき人ではありませんでした。

トータル1000万円損した後日談、投資は堅実路線へ

さすがに3度痛い目を見た私は、

「本業がメイン、投資はおまけ、投資は堅実でいこう」

と考えを改めます。

当時読んだ「ほったらかし投資術」という本に、

「投資はインデックスの投資信託を自動積立して放ったらかしにするのが1番良い」

「投資自体が別に好きじゃないなら投資は最低限で、仕事や好きなことに時間をかけたほうが良い」

と書かれていて、これこそ自分の性格に合う投資手法だと感じ、おすすめされていた投資信託を何本か購入しました(ニッセイ外国株式インデックスファンドやたわらノーロード先進国株式など)

1000万円も損したのだから焼け石に水だろうと思いつつ、書かれていた通り放ったらかしで本業に時間を割くこと数年。

気が付けば含み益が1000万円を超える状態になっていました。

最初は増えているのか減っているのか分からないような状態でしたが、2年3年経った頃から加速度的に増加していくのを実感できるようになっていきました(これが複利の力…!💪)

いまだ利確をしていない含み益の状態なので、儲かった・お金を取り戻したとは言えないのですが、私の投資歴の一つとしてご紹介させてもらいました。

投資は自分で実際にやってみてある程度痛い目を見ないと分からない部分もあります。

それならできるだけ若いうちに、できるだけ再起可能な小さな失敗から経験し、自分に合った投資手法を見つけていくのが良いと思います。

私が1000万円損するためにしたことは、周囲の情報に流されよく分からない状態で投資をしたこと。1000万円取り戻すためにしたことは、手堅く時間をかけて投資し本業に時間を割いてできるだけ売買しないことでした。

この記事が投資を始めようと思っている人の何かしらの参考になれば幸いです。

※私の体験からも分かる通り、投資は自己責任でお願いします。

※JKJKJKで株やNISAを始めたいというキャストがいれば気軽に声を掛けてください。

この記事を書いた人
加藤店長

 

秋葉原リフレ店「JKJKJK」の店長。JKリフレ店の経営ブログを毎日更新してます。業界未経験。経営の舞台裏を全部見せながら秋葉原で1番のリフレ店を目指しています。趣味は熱帯魚と立ち食いそば。お店の公式X⇒@j_k_j_k_j_k_:店長のX⇒@jkjkjk_akiba