これは2023年12月の話。
当時、主力として活躍していたキャストたちが続々と卒業・退店し、
「このあたりがお店を辞める潮時かな」
と思っていた時期でした。
ここからさらにリフレのお店を立て直す気力とモチベーションは正直なく、廃業届けを出して新たな事業を始めようか考え始めていたときです。
「採用担当者様へ」
から始まる丁寧なメッセージと共に求人申し込みがありました。
彼女を内勤スタッフとして採用した結果、お店が思わぬ方向へと進んでいくことになった話をご紹介します。
内勤スタッフ、やってみませんか?
当時、同業者や友人と会うたびに
「そろそろお店を辞めるかも」「今のところ他にやりたいこともないし1年くらいボーっとして過ごそうと思ってる」
と飲みながらボヤいていました。
彼女からの応募があったのはそんな時期。
実は面接前から彼女の𝕏アカウントが分かっており、事前に彼女のポストやnoteを読み込んでいました。
(過去の在籍店等の情報から、在籍キャストの友人だろうと予想できていました)
その文章のセンス、接客に対する真面目な姿勢、モチベーションの高さなどから判断し、
「キャストとして働きつつ内勤スタッフもやってもらえたら面白いかもしれない」
と面接の前日(就寝前)に思いつきました。
そして面接当日。
現れたのは、地雷メイクを施した緊張気味の可愛い女の子。
彼女自身もうちのお店を以前から知ってくれていて、ぼくの書いたブログや𝕏を読んで応募したという話でした。
キャストとしての採用を伝えた後に、
「内勤スタッフもやってみませんか?」
と提案をしてみました。
驚いた様子でしたが「興味があります!」の一言ですぐに翌週から内勤スタッフとしての研修がスタートしました。
文章書ける!イラスト描ける!配信できる!動画編集できる!マルチプレイヤーすぎる彼女
研修を始める中で、彼女のマルチな才能にすぐ気が付きました。
ブログに長文の文章が書ける
可愛いイラストが描ける
配信で1時間以上1人喋りできる
動画編集ができる
彼女の𝕏やnoteの文章から人にはないキラリと光るものを持っている子だとは思っていましたが、まさかここまで器用な子だとは思っていませんでした。
それ以外に仕事覚えも早く、同じことを二度教えたことがなかったほど。
ここにGoogleスプレッドシート、WordPress、Canva、ChatGPT、VREW、SocialDog、Cliborなど各種ツールの使い方を教え、2,3か月後にはすぐに即戦力として活躍してくれるほどになりました。
このお店を世界一のリフレ店にしたいです
しかしそんな強力な味方を得たとはいえ、減少したキャスト数とご予約数はすぐになんとかなるものではなく、事務所にぼくと彼女のみという日が続きました。
うちのお店に足りないものは発信力だと感じていたので、内勤ブログの更新、事務所から毎日のツイキャス配信、SNSを使ったイラストや動画の発信などを数ヶ月のあいだ続けました。
それでもなかなか先は見えず、廃業の文字が頭をよぎる日々。
しかし彼女は、
「このお店を世界一のリフレ店にしたいです」
と常にモチベーション高く、毎日のように発信を続けてくれました。
お店を閉めることを考えているぼくと、かたや、やる気に満ち溢れ大見栄を切っている彼女。
オープン当初の気持ちを思い出させられたぼくは、そんな彼女に引っ張られるように、ありとあらゆる施策を試した結果、キャストが一人また一人と再び増え事務所もにぎわうように。
面接時に心配していたキャストたちとの関係も良好で、今では彼女目当てに事務所に来るキャストもいるほど。
事務所で一人黙々と作業をしていた彼女を知っているからこそ、今のにぎやかな事務所を見ると感慨深い気持ちになります。
初めての仲間
ずっと一人で仕事をしていたぼくが、リフレ店を始めた理由の一つは、
「組織を作って仲間と一緒に仕事をしたいと思ったから」
でした。
しかしリフレ店を始めてみて分かりましたが、キャストは仲間と呼ぶのとはまた異なる存在でした(悪い意味ではなく)
関わる人間が増え引き受けるものが大きくなったものの結局一人なんだなと思っていたころに、彼女は同じ方向を見てくれる初めての仲間のように感じられました。
今こうして事務所の片隅でこの記事を書くことができているのも、彼女がお店を回してくれているからです。
今回はそんなうちの自慢の内勤スタッフについて書いてみました。
これからもJKJKJKを何卒よろしくお願いします。
秋葉原リフレ店「JKJKJK」の店長。JKリフレ店の経営ブログを毎日更新してます。元保険会社勤務。経営の舞台裏を全部見せながら秋葉原で1番のリフレ店を目指しています。趣味は立ち食いソバと熱帯魚と株主優待。お店の公式𝕏⇒@j_k_j_k_j_k_:店長の𝕏⇒@jkjkjk_akiba